実績一覧

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2022.08.25

当講座博士課程の戸上由貴医師らが重症COVID-19患者の全血メッセンジャーRNA・マイクロRNAを統合解析し、マイクロRNAの制御作用を通じてインターフェロンシグナル経路が活性化していることを明らかにしました。
(Molecular Therapy Nucleic Acids. Volume 29, (2022), Pages 343-353)
同研究は、国内外のニュースサイトで紹介されました。
<掲載サイト>
(大阪大学大学院医学系研究科・医学部プレスリリース
(大阪プレスセンター
(EurekAlert!
(AlphaGalileo
(Asia Research News

2022.08.10

当講座特任助教の舘野丈太郎医師らが、日本外傷データバンク(JTDB)データを用いて外傷死亡リスクの高い集団(フェノタイプ)を外傷診療の早期に同定する手法を開発しました。加えてプロテオーム解析を行うことで、高死亡率フェノタイプには過剰炎症と凝固障害が死亡に関わることを明らかにしました。
(Crit Care 26, 241 (2022).)
同研究は2022年8月10日14時に(プレスリリース) されました。

2022.06.24

当講座の光山らは、ハイフローネーザルカ二ュラの救急外来での緊急挿管時の無呼吸酸素療法としての有用性を報告しました。
(BMC Emerg Med 22, 115 (2022))

2022.06.22

当講座の細見早苗医師らは、交通事故による院外心停止の一ヶ月生存率が小児では3.3%、成人では1.8%と低く、依然として生命予後の改善が重要な課題であることを示しました。また、この病態に対してエピネフリンが投与されたグループを解析し、早期投与が生存率の改善に関与することを明らかにしました。
(J. Clin. Med. 2022, 11(3), 831) (J. Clin. Med. 2022, 11(3), 745) (J. Clin. Med. 2022, 11(12), 3564)

2022.06.17

当講座の蛯原健特任助教は、COVID-19において脂肪組織などから分泌されるレジスチンが炎症性サイトカインや血管内皮障害マーカーと関連をもち、重症COVID-19の病態に関与することを明らかにしました。以下概要になります。

脂肪組織からはさまざまなサイトカイン(アディポサイトカイン)が産生され免疫組織として働いていることが注目されています。これまでさまざまなアディサイトカインを解析することで、その中でもレジスチンという物質が、敗血症や熱傷でサイトカインと関連を持ちながら病態に関与してきたことを明らかにしてきました(Shock. 2021 Nov 1;56(5):718-726.,Burns. 2021 Oct 27:S0305-4179(21)00296-5.)。今回COVID-19でもレジスチンはサイトカインと関連をもつことがわかり、さらに血管内皮障害マーカーとも関連をみとめたことから、重症COVID-19の新たな病態解明につながる可能性があります。(Front. Immunol., 16 June 2022)。

2022.06.07

当講座の片山祐介特任助教らの研究チームが、救急電話相談を利用した場合、救急車の不搬送事例の発生を抑制することを傾向スコアを用いた解析で明らかにしました。今後、本邦における救急電話相談事業の普及に本研究成果が役立つことが期待されます。
(Frontiers in Public Health. 2022)

2022.06.07

当講座の片山祐介特任助教らの研究チームが、大阪府におけるACSCs(適切なタイミングで効果的なケアをすることで入院のリスクを減らせるような状態)によって救急搬送された患者の実態について明らかにしました。
(Frontiers in Public Health. 2022)

2022.05.14

当講座の中尾俊一郎特任助教らが関わった多施設共同後向き観察研究(SAVE-J II study)で、院外心停止に対してECPRを受けた患者の、神経学的予後、生命予後、合併症の割合などを明らかにしました。
(Crit Care 26, 129 (2022))

2022.05.10

当講座の松本寿健 特任助教は、大阪大学微生物病研究所(感染機構研究部門 ウイルス感染制御分野)の中山英美 准教授らと共同研究で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗N抗体がSARS-CoV-2感染肺胞におけるIL-6産生を促進することを解明しました。
(Scientific Reports volume 12, Article number: 8108 (2022))

2022.05.06

当講座博士課程の伊藤弘医師らが敗血症脳症における領域特異的な炎症の病態生理、誘発因子・媒介因子の役割、治療法についてレビューし、報告いたしました。
(Frontiers in Aging Neuroscience May 2022 | Volume 14 | Article 912866)