実績一覧

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2023.01.10

当講座の伊藤弘医師(博士課程)らは、頭部外傷患者において頭部造影CT検査で認められる血管外漏出像は来院時フィブリノーゲンと関連があることを明らかにしました。

Neurotrauma Reports 2022:3(1):3–13

2022.12.15

当科の松本寿健 特任助教は大阪大学免疫学フロンティア研究センター分化制御研究室の井上毅 准教授、黒崎知博 教授らとの共同研究で、2回目のSARS-CoV-2 mRNAワクチン接種と比較して、3回目の接種ではOmicron変異体に対してより強力な中和活性が得られる機序を解明しました。
(J Exp Med (2023) 220 (2): e20221786.)

2022.11.30

当講座の伊藤弘医師(博士課程)らは、大阪大学微生物病研究所ゲノム解析室遺伝情報学の奥崎大介特任准教授らと共同研究で、COVID-19と敗血症のトランスクリプトーム発現の差に好中球とミトコンドリアが影響を及ぼしていることを解明しました。
(Virology Journal (2022) 19:198)

2022.11.29

当教室の細見医師らと大阪大学環境医学教室の研究チームは、院外心肺停止の全国レジストリデータを用いて、救急隊によるプレホスピタルACLS(挿管・エピネフリン静脈注射)の施行率が男性に比して女性で低いことを見出しました。
(American Journal of Emergency Medicine, Volume 64, February 2023, Pages 67-73)

2022.11.16

当講座の蛯原健特任助教、松原庸博医師(現大阪警察病院医長)、戸上由貴医師(博士課程)らはCOVID-19における血中の網羅的タンパク質解析から重症例ではCHI3L1、WFDC2、KRT19、GDF15が上昇していることを明らかにしました。このうち入院時のCHI3L1、WFDC2、KRT19を測定することで重症化リスクの高い集団(フェノタイプ)を同定する手法を開発しました。
(J Clin Immunol. 2022 Nov 4. Epub ahead of print)
同研究は2022年11月11日に大阪大学よりプレスリリースされました

2022.10.31

当講座の光山裕美医師らは大阪医科薬科大学と共同して、COVID-19治癒後1年後までの免疫細胞全般の変化をCyTOF masscytometryで評価しました。制御性T細胞を含めたリンパ球やNK細胞の細胞傷害性の増強が遷延していることを明らかにしました。
(Acute Med Surg, 2022.9: e803.)

2022.10.24

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームが、日本外傷データバンクに登録された重症スポーツ関連外傷の分析を行い、小児と成人では院内死亡率に差は見られなかったが、季節毎の発生頻度や受傷部位の分布が異なっていたことを明らかにしました。
(Eur J Trauma Emerg Surg.)

2022.10.06

当講座の清水健太郎助教と呼吸器・免疫内科学講座、集中治療部が、「COVID-19に伴う難治性大量下痢症の一例」の報告を行いました。6L/日以上の下痢は腸管内治療で改善しましたが、便のメタゲノム解析では常在菌は消失し、Enterococcus、Staphylococcus属に占められていました。
(Acute Medicine&Surgery, 5 October 2022)
(⽇救急医会誌. 2022; 33: 23)

2022.09.23

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームが、2016年から2020年のORIONデータを分析し、2016年から2019年の自損による救急搬送の発生率に差はなかったが、2020年は20歳代の年齢層で増加しており、コロナ禍において自損による救急搬送の発生に変化があったことを明らかにしました。
(Acute Medicine & Surgery)

2022.08.30

当教室の細見医師らと大阪大学環境医学教室の研究チームは、院外心肺停止の全国レジストリデータを用いて、covid-19による院外心肺停止の救命率への影響を解析しました。その結果、高齢者ではcovid-19蔓延後に救命率が低下した[1]、一方で小児のアウトカムに変化がないことがわかりました[2]。さらに、成人の院外心肺停止の原因別では、covid-19蔓延後に心原性、窒息、外因性で救命率が低下したことがわかりました[3]。
[1](Resuscitation Plus
[2](JAMA network open
[3](Acute Medicine & Surgery