実績一覧

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2024.07.05

当講座の舘野丈太郎 助教らの研究グループは、英: Dr. Andreas K. Demetriades氏 (Edinburgh大学), 蘭: Prof. Wilco C. Peul氏 (Leiden大学)らとの国際共同研究において、頭部&脊髄外傷患者の分析から院内死亡に関連する12個の独立因子を特定しました。加えて、頸髄損傷と頭部外傷には死亡に対する負の交互作用があることを示し、重度の頭部外傷患者では頸髄損傷の存在が過小評価されている可能性があることを報告しました。

(J Neurotrauma 2024 Jul 3 doi: 10.1089/neu.2024.0168. Online ahead of print.)

2024.07.04

当講座の蛯原健 特任助教、清水健太郎 講師らは大阪大学医学系研究科 消化器内科学の熊崎秀祐 医員、疋田隼人 講師、竹原徹郎 教授らとの共同研究で、血中GDF15値が高い脂肪肝患者は、肝がんになりやすく、FIB-4 indexと組み合わせることで効率的に肝がんの発生リスクが高い患者を同定できることを明らかにしました。(Aliment Pharmacol Ther. 2024 Jun 3)
研究成果は2024年6月18日に大阪大学よりプレスリリースされました。

2024.06.28

当講座の米田医師(博士課程)らは、熱傷患者の死亡時期は二峰性分布を示し、急性期を乗り越えた患者の40%が1ヶ月を過ぎてから死亡することを明らかにしました。Acute Med Surg. 2024;11:e970.

2024.06.26

当講座の松本寿健 特任助教らの研究チームは、ルイ・パストゥール医学研究センターの宇野 賀津子主席研究員らと共同研究で、COVID-19患者の血清を用いて、外来治療で回復可能か入院加療が必要かを高精度で予測する15種類のバイオマーカーを明らかにしました。Sci Rep. 2024 Jun 3;14(1):12713.

2024.05.19

当講座の村津有紗 医員、松本寿健 特任助教らの研究チームは、Hozaifa Metwally助教、岸本忠三特任教授(WPI-IFReC免疫機能統御学)らと、STAT1に保存されたThr748がIFN非依存性リン酸化スイッチとなることでIFNシグナル伝達を制限し、LPS認識後の自然炎症反応を促進することを明らかにしました。Proc Natl Acad Sci U S A. 2024 Apr 23;121(17):e2402226121.

2024.04.17

松本寿健 特任助教らは、敗血症や重症外傷などの重症患者における網羅的生体分子情報をバイオインフォマティクス解析することで、新しい分子病態や創薬標的分子の発見が可能になったことを総説論文として報告しました。Acute Med Surg. 2024 Apr 8;11(1):e944.

2024.04.05

当講座特任助教の舘野丈太郎らの研究グループは、外傷患者におけるトラネキサム酸の投与は特定の外傷フェノタイプにおいて生命予後との関連があることを示しました。(Crit Care 2024 Mar 19;28(1):89. doi: 10.1186/s13054-024-04871-w.)

本研究報告は2024年4月4日に大阪大学からプレスリリースされました。

2024.04.02

「当講座の専攻医野邊亮丞と中尾俊一郎特任助教らの研究チームは、肺挫傷を伴う重症外傷患者において、肺挫傷容積は病院到着後24時間以内に測定された血清フィブリノゲン値の最低値と有意に関連があることを明らかにしました。」  (Acute Med Surg. 2024;11:e945. DOI: 10.1002/ams2.945)   

2024.03.21

当講座の光山医師(博士課程)らは急性呼吸窮迫症候群患者のmRNAとmiRNAの統合解析を行い、PD-1/PD-L1経路やTh2経路に関連する遺伝子群がmiRNAに制御されていることを見出しました。Frontiers in Immunology 20 March 2024

2024.03.16

藤本理生 先生 (大阪大学医学部医学科6学生)、研修登録生 小田紗矢香 先生 (所属:歯学研究科)、松本寿健 特任助教らは、二次性血球貪食症候群を来した敗血症性ショック患者の経日的全血トランスクプリトーム解析より急性期の全身性炎症反応と、その後の恒常性維持が困難となる過程を生体シグナル変化の観点から解明しました。QJM誌