多施設共同研究

多施設共同研究

MAIDO (Multi-center Acute medicine Investigators for Delighting Osaka) Study Group

「MAIDO Study Group」は、大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターと連携医療機関が多施設共同で臨床研究を推進するグループです。日常診療から産み出される様々なクリニカルクエスチョンや単施設でのデータから得られた研究成果を、合同リサーチカンファレンスで検討し、質の高いエビデンスを世界に向けて発信することを目指しています。

あゆみ

本リサーチカンファレンスは、2008年に大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターと大阪急性期・総合医療センターの共同開催で始まりましたが、その後多くの連携医療機関が加わり、現在は15施設以上が合同参加しています。カンファレンスでは、敗血症や外傷・熱傷など主に急性期疾患を研究テーマに活発なdiscussionが繰り広げられます。研究はグループ単位のみならず、個人の自由な発想から開始するケースも多く、内容は症例検討から探索的研究、さらに大規模レジストリー研究まで多彩です。カンファでまとめられた多くの研究から様々なエビデンスが産み出され、国内外に向けて発信されています。

なお、カンファレンスは、定期的に大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターのカンファレンス室で開催されていますが、近年はコロナ禍の影響もありweb開催しています。

そして未来へ

近年では臨床情報のみならず、遺伝子情報を含む生体サンプルの収集、解析も並行しながら、病態に関係する新しい遺伝子やバイオマーカーの発見、新しい予後予測法の開発にも取り組んでいます。これらの研究を救急・集中治療領域の最前線で活躍されている連携医療機関の医師・研究者らと密接な研究協力関係を築くことによってブラッシュアップし、質の高いエビデンスを産み出したいと考えています。

また、人材育成を最も重視しており、若手研究者には、研究デザインや臨床試験の運営、大規模データの解析に関して、大阪大学が有する医療情報部、疫学、生物統計の専門家との連携で系統立った指導を受け、臨床研究の専門家としてのスキルを身につけてもらえるように力を注いでいます。

参加施設(五十音順)

カンファレンス

Webカンファレンス

2022年度

次回のMAIDO Study Groupカンファレンスは2023年3月に開催する予定です。

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