実績一覧

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2024.02.08

当講座の伊藤弘医師(博士課程)らは、頭部外傷患者における頭部造影CT検査での造影剤血管外漏出像は予後と外科的治療介入と関連があることを報告しました。(Acute Med Surg. 2024;11:e931. doi.org/10.1002/ams2.931)

2024.01.26

当講座の大西伸也医師(博士課程)らの研究チームは、大阪大学IFReC免疫機能統御学Kang准教授らの研究チームと共同で、血管内皮細胞におけるIL-6受容体-HIF1αシグナル伝達の阻害や短半減期型抗IL-6受容体抗体の利用が、サイトカインストームや血管内皮障害を減少させ、敗血症や重症熱傷のマウスモデルでの生存率改善に寄与することを明らかにしました。(Proc Natl Acad Sci USA. 2024 Jan 9;121(2): e2315898120. DOI: 10.1073/pnas.2315898120)

2024.01.21

当講座の清水健太郎助教らの研究チームは、重症COVID-19患者の入院時の腸内細菌叢の解析を行い、常在菌が激減し日和見菌が増加した腸内細菌叢の崩壊したDysbiosisの状態であったことを明らかにしました。(Acute Med Surg, Volume11, Issue1, e923

2023.12.23

当講座の酒井智彦助教らは、中京病院救急科との共同研究において、処置が困難であるアスファルト熱傷に対する、湯煎バターを用いたアスファルト除去の実践的な手法を開発しました。(Burns Open 8 (2024) 43–46)

2023.12.13

当講座の織田順教授は、関西労災病院救命救急科・集中治療科 部長 髙松純平 先生らとの共同研究で、Open Abdomen Management (OAM)においてNegative Pressure Wound Therapy (NPWT)を用いる際に腹腔内を可視化する手法を開発しました。
(Acute Med Surg, Volume10, Issue1, e909

2023.12.02

当教室の細見医師らと大阪大学環境医学教室の研究チームは、日本救急医学会多施設共同院外心停止レジストリーデータを用いて、院外心肺停止の救命率と院内治療に対する男女差の影響を解析しました。その結果、初期波形が心室細動や脈なし心室頻拍を呈する心肺停止患者の生命予後・神経学的予後に男女差はなく、また、経皮的心肺補助装置や大動脈内バルーンパンピングといった高度な急性期治療の施行率も男女差がないことがわかりました。(Frontiers in Cardiovascular Medicine, 04 January 2024

2023.11.21

当講座の中村洋平特任助教らの研究チームは、頭部外傷後1ヶ月以上植物状態であった患者の20年間の機能予後経過をDisability
Rating Scaleで評価し、約65%の患者が植物状態からの回復を認め、その多くが1年以内に改善していること、および10年目以降は回復の見込みが低いことを明らかにしました。(Neurotrauma Rep. 2023 Nov 21;4(1):805-812. doi: 10.1089/neur.2023.0080

2023.10.10
当科の蛯原健 特任助教、戸上由貴医師(現大阪医療センター)、松本寿健 特任助教、小倉裕司 准教授らは、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の武部貴則 教授、東京医科歯科大学 統合研究機構 先端医歯工学創成研究クラスター 創生医学コンソーシアム 佐伯憲和 プロジェクト助教らとの共同研究で、補体代替経路を増幅するD因子に着目し、D因子を阻害する半減期延長型抗D因子抗体を用いて新型コロナウイルス感染モデルの血管炎症状の軽減に成功しました(Cell stem cell. 2023
2023.10.05

当講座の伊藤弘医師(博士課程)らは、頭部外傷患者における頭部造影CT検査での造影剤血管外漏出像は予後と外科的治療介入と関連があることを報告しました。(日救急医会誌. 2023; 34: 402-10

2023.10.02

当科の松本寿健 特任助教は、神経内科・脳卒中科 招へい教員 神吉 秀明先生(現大阪警察病院 脳神経内科部長)と神経内科学 特任教授 佐々木 勉 先生らとの共同研究で、急性期の重症脳卒中において、全血mRNAmiRNAの統合解析を行い、マクロファージにおけるMSP-RONシグナル伝達が活性化され、複数のmiRNAが脳卒中病態を包括的に制御していることを明らかにしました(J Stroke Cerebrovasc Dis. 2023)。