実績一覧

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2025.04.22

当講座の酒井智彦助教、神村看護師らの救急タグ研究チームは、豊中市消防局との共同研究で、救急隊が傷病者の病歴等を記録する際に既往歴、内服薬およびアレルギーの情報をあり、なしだけではなく聴取できずの項目も含めて記録することが聴取結果を正しく記録する上で重要であると報告しました。(日本臨床救急医学会雑誌,in press)

2025.04.14

当講座の近藤隆太郎医師らの論文「自殺目的にオオミフクラギの種子を摂取し、経過中多様な不整脈を呈した後に軽快した一例」が「中毒研究」にアクセプトされました。本研究は、心毒性があるケルベリンを含むオオミフクラギを服用した場合には、致死的不整脈に陥る可能性もあるため、呼吸、循環をモニタリングし、電解質管理を行う必要があることを報告したものです。(中毒研究、in press)

2025.04.11

当科の松本寿健 特任助教、小倉裕司招へい教授、織田順 教授らは、大阪大学免疫学研究フロンティアセンターヒト免疫学(単一細胞ゲノミクス)の奥崎大介 准教授、大阪大学歯学研究科顎顔面口腔外科学講座 小田紗矢香先生との共同研究で、肺炎由来の敗血症患者における全血トランスクリプトーム解析よりmRNA-miRNA統合解析を行い、急性期の敗血症病態における全身性炎症反応とT細胞の疲弊について生体シグナル変化の観点から解明しました(Acute Med Surg.2025)。

2025.03.18

当講座の貫和亮太招へい教員、松本寿健特任助教らの研究チームは小田紗矢香先生、奥崎大介准教授(IFReC ヒト免疫学(単一細胞ゲノミクス))らと、夜勤従事医師を対象に夜勤前後での全血トランスクリプトーム解析を行い、夜勤後に自然免疫応答を中心とした炎症反応が生じ、シフト勤務による健康リスクに関与している可能性を示しました。(J Intensive Care. 2025 Mar 11;13(1):14.

2025.02.23

当講座の酒井智彦助教らは、あらかじめ病歴等を登録し携帯できる形とした「救急タグ」を避難所開設訓練で活用することで受付時間短縮や避難所の全体把握に寄与する可能性について報告いたしました。(日本災害医学会雑誌.2025年30巻1号p15-22

2025.02.13

当講座の大舟晃平医師、廣瀬智也助教らは、ピレスロイド系殺虫剤の吸入による肺膿瘍形成の症例を報告しました。本研究では、ピレスロイド系殺虫剤に添加されている有機溶剤(ケロシン)が、肺膿瘍の原因となる可能性を示しました。(Int J Emerg Med 18, 24 (2025).)

2025.01.28

当講座の横野良典医師らは、切迫心停止に至った肝・総胆管損傷に対してdamage control surgeryと早期の胆管空腸吻合による機能的再建を行い,良好な転帰に至った症例を報告しました。(Japanese Journal of Acute Care Surgery 2024; 14: 78-83

2025.01.16

当講座の伊藤弘特任助教らは、頭部外傷患者の血漿を用いた解析から増殖因子であるGDF-15はSOFAスコアと関連していることを明らかにし、全身の重症度の指標になる可能性があることを報告いたしました。(Sci Rep. 2025; 15:2470)

2025.01.11

当講座の森大樹医員は、COVID-19罹患後早期にBickerstaff型脳幹脳炎を発症した2症例を経験しました。COVID-19罹患後早期より意識障害や眼球運動障害、運動失調が出現した際には本疾患を鑑別にあげ、早期診断・早期治療を努める必要がある旨を報告しました。(⽇救急医会誌. 2024; 35: 959-64)

2024.12.05

当講座の西田医師(博士課程)らは、TMP-SMXにより重篤な呼吸不全を来した健常成人の症例を経験し、特定のHLA遺伝子型(HLA-B*07:02/HLA-C*07:02)がその発症と関連する可能性があることを報告しました。(QJM: An International Journal of Medicine, 2024;, hcae229.