当講座の蛯原健特任助教は、COVID-19において脂肪組織などから分泌されるレジスチンが炎症性サイトカインや血管内皮障害マーカーと関連をもち、重症COVID-19の病態に関与することを明らかにしました

当講座の蛯原健特任助教は、COVID-19において脂肪組織などから分泌されるレジスチンが炎症性サイトカインや血管内皮障害マーカーと関連をもち、重症COVID-19の病態に関与することを明らかにしました

当講座の蛯原健特任助教は、COVID-19において脂肪組織などから分泌されるレジスチンが炎症性サイトカインや血管内皮障害マーカーと関連をもち、重症COVID-19の病態に関与することを明らかにしました2022.06.17

当講座の蛯原健特任助教は、COVID-19において脂肪組織などから分泌されるレジスチンが炎症性サイトカインや血管内皮障害マーカーと関連をもち、重症COVID-19の病態に関与することを明らかにしました。以下概要になります。

脂肪組織からはさまざまなサイトカイン(アディポサイトカイン)が産生され免疫組織として働いていることが注目されています。これまでさまざまなアディサイトカインを解析することで、その中でもレジスチンという物質が、敗血症や熱傷でサイトカインと関連を持ちながら病態に関与してきたことを明らかにしてきました(Shock. 2021 Nov 1;56(5):718-726.,Burns. 2021 Oct 27:S0305-4179(21)00296-5.)。今回COVID-19でもレジスチンはサイトカインと関連をもつことがわかり、さらに血管内皮障害マーカーとも関連をみとめたことから、重症COVID-19の新たな病態解明につながる可能性があります。(Front. Immunol., 16 June 2022)。