現在実施中の研究

現在実施中の研究

偶発性低体温症に対する体温管理カテーテルの利用に関する検討

研究課題名:「偶発性低体温症に対する体温管理カテーテルの利用に関する検討」

①研究の対象:

この研究は、2010年1月から2022年12月までに大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターに入院した偶発性低体温症と診断された患者さんのうち、以下の条件を満たす方を対象としています。

対象となる方

 ・来院時体温が35℃以下の成人で入院となった方

対象とならない方

 ・経皮的心肺補助を導入した方

 ・外来で亡くなられた方

②研究目的・方法:

1)研究の目的

本研究では、偶発性低体温症の患者さんに対して、通常の復温治療である点滴による加温と体温管理カテーテルによる加温を比較して、体温管理カテーテルでは過剰輸液が抑えられるかを検討しています。その他にも、過剰輸液と関連する可能性のある項目について検討しています。

 過剰輸液を抑えることによって、入院中の合併症を予防することができる可能性があります。

2)研究に用いる情報

以下のようにカルテから検査結果や基本情報を取得します。

基本情報:性別、年齢、搬送日、搬入時間、搬送理由など

既往歴:糖尿病、てんかん、甲状腺機能低下症、パーキンソン病、認知症など

投薬内容:鎮静薬、抗血小板薬、抗凝固薬、降圧薬、昇圧薬など

血液学的検査:白血球数、好中球数、血小板数、ヘモグロビン量など

血液生化学検査:AST、ALT、総ビリルビン、血清クレアチニン、アルブミンなど

研究用採血:なし

③個人情報の取り扱いについて:

 研究実施の際は、お名前などのあなたを特定できる情報の代わりに、研究用の符号をつけることで個人を特定できないようにします。

 また、この研究が適切に行われているかを確認するために関係者がカルテなどを見ることがあります。あなたが本研究に同意された場合、カルテ等の内容を見ることについてもご了承いただいたことになります。また、この研究で得られた結果は、貴重な資料として学会や医学雑誌等に公表されることがあります。これらの場合もプライバシーは守られます。

④研究組織

この研究は大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターが実施します。

 【研究代表者】(研究全体を統括する研究者)

  大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター 舘野 丈太郎

⑤お問い合わせ先:

この研究について、わからないこと、相談したいことがありましたら、相談窓口担当者におたずねいただくか、以下までご連絡ください。

大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター

   研究責任者:舘野 丈太郎

   連絡先:06-6879-5111(病院代表)

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