EXPO2025大阪・関西万博における会場内外の医療データを用いた、会場内医療の状況分析と会場外医療への影響に関する解析研究
1.研究の対象
2025年4月13日から2025年10月13日までに大阪・関西万博会場内で応急手当や診療を受けられた方
2.研究目的・方法
大阪・関西万博会場内で発生した傷病の記録を参照して、どのような病気やけがが会場内でどれくらい起こったのか、天候や曜日、入場者数によりどのような影響があったか、会場内の診療所や応急手当所の利用状況、会場外の医療機関への緊急搬送状況や治療の結果に関しての分析を行います。これは大阪・関西万博の医療の振り返りとなるとともに、多くの人が集まるこれからのイベント時の医療を行う上での貴重な参考資料となります。
研究期間:研究機関の長の実施許可日~2026年12月31日
利用又は提供を開始する予定日:2025年12月
3.研究に用いる試料・情報の種類
万博会場内で病気やけがなど具合が悪くなった際の記録を使用します。使用する情報からは氏名や生年月日といった個人を識別するような項目は削除されており個人が特定できないように加工されています。年齢、性別、発症場所、時刻、来場種別、症状、処置内容、受診状況、診療の結果どうなったか、の情報を用います。
4.外部への試料・情報の提供
博覧会協会医療救護協議会から上記の情報が共有されます。外部へのデータの提供は、共同研究を行う特定の関係者以外がアクセスできない状態でのみ行います。個人が復元できる対応表はありません。
5.研究組織
(利用する者の範囲)
研究代表者
大阪大学大学院医学系研究科 救急医学 教授 織田 順
共同研究機関及び研究責任者
大阪公立大学大学院医学研究科 救急医学 教授 溝端 康光
大阪急性期・総合医療センター 高度救命救急センター 救急診療科 部長 藤見 聡
解析責任者
大阪大学大学院医学系研究科 救急医学 助教 片山 祐介
既存情報提供のみの機関
博覧会協会医療救護協議会 議長 溝端 康光
博覧会協会医療救護協議会 副議長 織田 順
博覧会協会医療救護協議会 部会長 藤見 聡
6.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
研究代表者:
大阪大学大学院医学系研究科救急医学
教授 織田 順
大阪府吹田市山田丘2-15
06-6879-5111(医学部附属病院代表)