当院で実施中の臨床研究について
about a clinical study

研究内容の紹介
introduction of research contents
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アジアの集中治療における敗血症の疫学研究

研究課題名:「アジアの集中治療における敗血症の疫学研究」
当施設研究責任者:小倉裕司 大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター

研究の意義・目的:大阪大学医学部高度救命救急センターでは、集中治療室における敗血症治療を行っています。 敗血症の最新の定義は、欧米の高所得国の情報を利用して提唱されていますが、世界のその他の多くの地域における敗血症の情報に関してはほとんど知られていません。 そこで、2019年6月1日~2019年12月31日の間の各季節の一日において当施設を含めた各国の集中治療室で治療を必要とする患者さんの内、入室時に敗血症を認めた患者のすべてを対象として、最新の定義による敗血症の発生率を調べ、各患者さんの背景、感染に関する情報、治療内容、予後を収集し、検討することとしました。

研究に用いる試料・情報の種類と期間:患者背景:入院日およびICU入室日時、年齢、性別、合併症・ICU入室の種類:非手術後、定期術後、緊急術後・入室元:救急部、手術室、一般病棟、他のICUまたはHCU、転院・患者重症度・バイタルサイン(ICU入院時)平均血圧または動脈圧(MAP)、収縮期血圧(SBP)、心拍数(HR)、呼吸数(RR)温度(摂氏)、グラスゴー昏睡尺度(GCS)・血液検査(白血球数、血小板数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、ナトリウム、カリウム、クレアチニン、ビリルビン、pH、PaO2、吸入酸素濃度)、感染源・ICUでの治療と治療制限

実施予定期間:この研究は、2019年6月1日から2019年12月31日まで行う予定です。(各季節の一日を選択し、当該日に入室している患者の内、敗血症と診断された患者さんが対象となります)

個人情報の取り扱い:プライバシーの保護に配慮するため、患者さんの試料や情報は直ちに識別することがすることができないよう、対応表を作成して管理します。収集された情報や記録は、インターネットに接続していない外部記憶装置に記録し、大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター鍵のかかる保管庫に保管します。

研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について:ご協力頂けない場合には,原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので,下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください.文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています.

問い合わせ先:大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター
当院における研究責任者:小倉裕司
連絡先:06-6879-5707

研究代表機関名称および研究代表者および責任者:Singapore National University Hospital (責任者:Andrew Yunkai Li)

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