当院で実施中の臨床研究について
about a clinical study

研究内容の紹介
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本邦における院外心停止患者に対するExtracorporeal Cardiopulmonary Resuscitation(ECPR)に関する多施設後ろ向き観察研究(SAVE-J II study)



研究課題名:本邦における院外心停止患者に対するExtracorporeal Cardiopulmonary Resuscitation(ECPR)に関する多施設後ろ向き観察研究(SAVE-J II study)
研究代表施設責任者;香川大学大学院医学系研究科博士課程 / 兵庫県災害医療センター 救急部 井上明彦
当院研究責任者:大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター 助教 島崎淳也

大阪大学高度救命救急センターは、日本救急医学会が実地する以下の臨床研究に参加しております。この研究は、患者さんの診療情報を用いて行います。このような研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」(平成26 年文部科学省・厚生労働省告示第3 号)の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の問い合わせ先へご照会ください。

①研究の目的:院外心停止に対して通常の救命処置を行っても心拍再開が困難な症例に対して、早期に人工心肺を導入して脳蘇生の鍵となる脳血流を早期に再開させ、循環サポートをしながら原因疾患を治療する、という人工心肺を組み合わせた心肺蘇生法(Extracorporeal cardiopulmonary resuscitation:ECPR)が注目されています。ECPRでは、救命率、神経学的転帰の改善が期待されていますが、いまだ不明な部分も多いです。この研究では、過去にECPRが施行された患者さんを対象としたデータベースを構築し、本邦での診療実態を明らかにし、生存率、神経学的転帰を調査し、ECPRの適応や転帰改善に寄与する因子を検討することを目的とします。

②研究の方法:○対象となる患者さん
ECPRが施行された患者さんで、平成25年1月1日から平成30年12月31日の間に、救命救急センター及び下記研究組織に来院・入院された方
○利用する検体・診療情報
診療情報:診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査)、病院前情報、来院時情報、治療時情報、補助循環、搬送等時間情報、体温管理、集中治療室入室後経過、転帰、など

③外部からの検体・診療情報の提供:利用する外部施設所持の検体・診療情報等は、患者さん個人が特定できない状態とし、電子システムを使用して、下記の研究組織より本学へ提供されます。

④研究組織:
[研究組織]
香川大学大学院医学系研究科博士課程 / 兵庫県災害医療センター 救急部 井上 明彦
聖路加国際病院 救急部 一二三 亨(副研究代表者)
帝京大学医学部 救急医学講座 坂本 哲也
香川大学医学部 救急災害医学 黒田 泰弘
[診療情報の提供施設およびその施設の提供責任者]
日本医科大学付属病院  横堀將司
日本大学病院 渡邉和宏
前橋赤十字病院 小倉崇以
香川大学医学部附属病院 岡﨑智哉
兵庫県災害医療センター 伊集院真一
大阪府三島救命救急センター 頭司良介
大阪市立総合医療センター 有元秀樹
災害医療センター 高田浩明
会津中央病院 白石振一郎
さいたま赤十字病院 江川裕子
帝京大学医学部附属病院 神田潤
浦添総合病院 那須道高
公立豊岡病院 小林誠人
JA広島総合病院 加藤之紀
岡山大学病院 内藤宏道
大阪大学医学部附属病院 島崎淳也
聖路加国際病院 大谷典生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 竹内一郎
札幌医科大学附属病院 文屋尚史
手稲渓仁会病院 奈良理
大阪府済生会千里病院 大谷尚之

⑥問い合わせ先:大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター 助教 島崎淳也
連絡先:06-6879-5111(病院代表)内線5707

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